私のワークショップでは
一部の内容に関して「ドネーション制」を設けています。
まだ、日本では馴染みが薄いものですが、
私の「ドネーション制」に対する考え方を
お伝えさせてください。
あなたの才能と努力(知識や技術)は誰のものですか?
「わたしのものです!」
これは現代社会の中では、当たり前のことなのかもしれません。
これに対して、価格を設定し、
他者に伝えたり、他者のために活動することで
お金を得ることは、おそらく間違っていることではないと思います。
※実際に私は価格を設定しているもののほうが多いです。
でも、少し一緒に考えてみませんか?
才能は英語で「GIFT」と言います。
これは「神様から与えられたもの」という意味だそうです。
遺伝子で才能が決まるという考え方もありますね。
ということは、
才能は「両親から与えてもらったもの」
と考えられませんか?
誰から与えてもらったか分からないが、
そんなの関係ない!自分のものだ!
そう考えるのも別におかしなことではないかもしれません。
でも、その才能を活かす為の知識や技術を教えてくれたのは
あなた以外の誰かじゃないでしょうか?
もしくは、自然や地球、神様から教えてもらったこともあるでしょう。
あなたがその才能と努力を使って
お金を稼ぐことができるのは、
あなたの才能と努力を買い取ってくれる他者、
つまり社会があるからです。
その他者と社会も、
あなたと同様に多くのギフトを受け取ってきました。
あなたが幼く、まだ一人で
稼ぐことも食べることもトイレに行くこともできなかったころ、
あなたの両親や家族はあなたに無償の愛を与えたことでしょう。
あなたの才能と努力は
私に奪うことができないので、
確かに「あなたのもの」かもしれません。
しかし、あなたの才能と努力は間違いなく
多くの「ギフト」で構成され、
支えられているのも間違いないと思いませんか?
ギフトから始まる経済。
ギフトで繋がる経済。
ギフトエコノミーは様々な形で表現されますが、
私は「想いが循環する経済」だと思っています。
私は資本主義に取って代わるものだとは思っていません。
資本主義の弱点をカバーしてくれる、補ってくれるものが
ギフトエコノミーだと実感しています。
わたしもあなたと同様、
いや、もしかしたらあなた以上に
多くの人間に、多くのものをギフトしてもらったと思います。
その恩送りとして
一部のワークショップをドネーション制にしています。
その内容をただ受け取っていただいて帰ってもらってもOKですし、
同じギフトエコノミーの輪に入っていただいてもOKです。
そんなの考えるのがめんどくさい人は
適当にお金を入れてもらっても構いません。
これは私にとってもチャレンジですし、
あなたにとっても新しい可能性を開くチャレンジだ
と思っていただければ幸いです。
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